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HEARING PROTECTION
ヒアリングプロテクタの減衰性能を測る『HML法』には次のような特徴があります。
まず、次の数値が必要となります。
HML法を図示すると・・・
縦軸はヒアリングプロテクタの予想される騒音減推量(PNR)を表します。PNR値はヒアリングプロテクタを装着しているときに有効なA特性音圧レベルの予想減衰量です。
横軸は、C特性音圧レベルとA特性音圧レベルの差(LC−LA)で表される騒音の性質を示します。
HMLの各値は−2、2、10にそれぞれ等しい(LC−LA)の値を持つ騒音に対するヒアリングプロテクタのPNR値です。
H/−2からM/2までとM/2からL/10までの実線は、ヒアリングプロテクタのPNR値が騒音の(LC−LA)値によって決められることを示しています。
ヒアリングプロテクタのHML値が得られればこのようなグラフを作ることが出来、わかっている(LC−LA)値の騒音におけるPNR値を推定することができます。
イアマフの場合: | H=33db、M=23db、L=13db |
高周波帯域の騒音: | LA=104db、LC=103db ⇒ LC−LA=−1.0db |
PNR=30.5db・・・・・四捨五入して ⇒ PNR=31db | |
L‘A=LA−PNR=104−31=73db | |
L‘Aはイヤマフを装着したときに有効なA特性音圧レベル。 |
耳栓型の場合: | H=32db、M=28db、L=27db |
高周波帯域の騒音: | LA=105.3db、LC=116.3db ⇒ LC−LA=−11db |
PNR=26.7db・・・・・四捨五入して ⇒ PNR=27db | |
L‘A=LA−PNR=105.3−27=78.3db・・・四捨五入して ⇒ L’A=78db | |
L‘Aは耳栓を装着したときに有効なA特性音圧レベル。 |