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HEARING PROTECTION

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『HML法』とは?

ヒアリングプロテクタの減衰性能を測る『HML法』には次のような特徴があります。

標準化されています:
HML法はISO(ISO4869-2)によって標準化されています。
安全な基準です:
HML法はオクターブバンド法と同じ正確さで、特定の騒音環境における特定の聴覚保護具の予想騒音減衰量を推定するものです。この方法を用いると、特定の騒音環境に最も適したヒアリングプロテクタを選び出すことが出来ます。
すぐにわかります:
従来は複雑な測定や計算に時間がかかりましたが、HML法ならすぐに結果が出ます。
簡単です:
HML法なら、専門知識のない方でも的確にヒアリングプロテクタをお選びいただけます。

HML法の使い方

まず、次の数値が必要となります。

HML法を図示すると・・・

縦軸はヒアリングプロテクタの予想される騒音減推量(PNR)を表します。PNR値はヒアリングプロテクタを装着しているときに有効なA特性音圧レベルの予想減衰量です。

横軸は、C特性音圧レベルとA特性音圧レベルの差(LC−LA)で表される騒音の性質を示します。

HMLの各値は−2、2、10にそれぞれ等しい(LC−LA)の値を持つ騒音に対するヒアリングプロテクタのPNR値です。

H/−2からM/2までとM/2からL/10までの実線は、ヒアリングプロテクタのPNR値が騒音の(LC−LA)値によって決められることを示しています。

ヒアリングプロテクタのHML値が得られればこのようなグラフを作ることが出来、わかっている(LC−LA)値の騒音におけるPNR値を推定することができます。

例1:

イアマフの場合: H=33db、M=23db、L=13db
高周波帯域の騒音: LA=104db、LC=103db ⇒ LC−LA=−1.0db
PNR=30.5db・・・・・四捨五入して ⇒ PNR=31db
L‘A=LA−PNR=104−31=73db
L‘Aはイヤマフを装着したときに有効なA特性音圧レベル。

例2:

耳栓型の場合: H=32db、M=28db、L=27db
高周波帯域の騒音: LA=105.3db、LC=116.3db ⇒ LC−LA=−11db
PNR=26.7db・・・・・四捨五入して ⇒ PNR=27db
L‘A=LA−PNR=105.3−27=78.3db・・・四捨五入して ⇒ L’A=78db
L‘Aは耳栓を装着したときに有効なA特性音圧レベル。